2016年10月2日日曜日

ブログを移転しました

ブログ「SCOOPFUL」
読んでくださりありがとうございました!

マイペースな更新のブログを、今まで読んでくださりありがとうございました!
ブログタイトルの「SCOOPFUL」は、
ほんのひとさじ・ひとすくいの、私のなんでもない感情を綴る場所にしたい、と思い付けた名前です。

名前って大事ですよね。
子どもやペット、会社の名前に教室の名前、団体の名前、商品の名前、作品の名前、曲名、ブログの名前…世の中は名前で溢れていますね。
名前を付けるから・名前を呼ぶから愛着がわくし、対象との関係ができていく。
自分がつけた名前が他人になんらかの印象を与える。

自分の感情に名前を付けるというか…ちゃんと分類をするのは大切な作業だなと思います。

たとえば、涙が出てしまった時。
それは喜びなのか、悲しみのか、悔しさのか、恥ずかしさなのか、怖さなのか、怒りなのか。

涙の理由が何なのかすぐに分かれば大丈夫だと思います。
だけど、気持ちがもやもやしたままだったり、理由が分かっているのに気づかないふりをしていると…
精神衛生上、あんまりよくないですね。笑

まぁまぁ、話がそれてくるのでこのへんで。

新しいブログは「AYA KOSUGE's blog」です。
http://ayakosuge.me/blog
シンプルにそのまんまの名前です、私のブログ。
HPを作ってくださった方が、私のドメインで開設してくださいました。
今後はこちらで今までのようにマイペースにブログ更新していきます。
引き続き、読んでいただけると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ブログ「SCOOPFUL」を読んでくださり本当にありがとうございました!

小菅 文 a soprano singer
http://ayakosuge.me

2016年9月3日土曜日

最近読んだ本


吉田修一「怒り」

私は邦画が好きです。
大学生の頃、レンタルビデオ屋のTSUTAYAでアルバイトをしていました。
そのお店のアルバイトの特権…DVDもCDも、借り放題だったんです。
深夜2時過ぎまでアルバイトしてそこからDVDを2枚とか観て、私はいつ寝て学校へ行っていたのでしょう…(遠い目)
その頃は特にミニシアター系の映画が好きで、観ても言葉で説明するのが難しいような、説明するのがめんどくさいようなもったいないような、感じておしまい!みたいなものばかり観ていたような気がします。

最近は気分転換のために意識的に映画館へ足を運ぶようになりました。
家でゆっくりDVDを観るのはあい変わらず好きですが、劇場だと圧倒されますね。
あまりに大きい音が出そうな映画はびっくりするので選びませんが。

映画本編が始まる前の、公開前映画の予告も結構好きで、次は何を観ようかと考える時の参考にしてます。
そして気になったのが写真にも載せている、吉田修一原作、李相日監督脚本の「怒り」です。
予告編を観て、キャストをみて、映画公開が待ちきれなくて原作を読みました。

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若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。
そして事件から一年後の夏---。
房総の港町で働く槙洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。
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(引用元:怒り(上)吉田修一、中公文庫)


ネタバレはありません、以下に感想を書きます。






要は、自分と出会う前にどこで何をしていたかわからない身元不詳の人間を信じることができるのだろうか?という、とてもシンプルな話です。
この話の「信じる」という対象は、とことん「人」です。
家族、恋人、友人、自分自身。

今、自分の目の前にいる人を信じられるかどうか。
その人を全面的に信じられるかどうか。
信じたいと思う自分自身を信じられるかどうか。
相手は自分を信じてくれているかどうか。


身元不詳とまでいかなくても、私たちは日々出会う人の過去のことを知らなくても、その瞬間、瞬間で信頼・信用して社会生活を営んでいるし、営めているし、そうしなければ営めないのだと思います。
なんでしょう…本当に自分の深いところを見せる時こそ、相手を疑いたくなるのだと私は思います。
騙されたくない、傷つきたくないと、保身に入る時に悩み、迷い、逃げ、攻撃をするんだと思います。
けれどそれは至極もっともなことで、そういう人を目の当たりにしたとしても誰も責めることはできないと思うのです。
まぁ、だからといってそれを正当化するのは…ちょっと違う思いますが。(と言って私は逃げるのです、ふふふ)


この物語の登場人物たちは、自分の信じることを信じて、それぞれの道を行きました。
タイトルになっている「怒り」という感情も、それぞれの形で随所に現れていました、押し込めてもいました。
物語を読んだ私自身の感情は、最後はストンとしたところに落ち着き、納得というか、自然だな、と感じて本を閉じました。

先に映画の予告で人間が動くところを見てしまったので、本を読んでいるとその人たち(キャスト)のイメージが浮かんできて、物語に入り込めました。
私の購入した文庫本は映画公開が待っているから、キャストの顔写真入りのカバーだったのですが、あえて外した写真をこの記事に載せました。(私にとっては顔写真入りカバーは良かったです、写真を眺めながら読み進めていました。)
これから原作を読みたい、という人がいらっしゃると思いますので…。

私は映画のキャスト、すごく好きです。
好きな人がたくさん出ています。
映画公開が本当に楽しみです!
余談ですが監督の李相日さんが新潟出身みたいで勝手に親近感を覚えてますー。

以上、ふわっと読書感想文でした。
のんびりした時間が持てました。笑

次の記事でお知らせを書かねばです…。
でも今日は寝ます、おやすみなさい( ˘ω˘ )

2016年8月26日金曜日

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート、終演しました

受付に飾りました、サマーコンサートの案内

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート、終演しました!
たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

このコンサートは、加茂市で音楽をご指導なさっていた、故・押見榮喜先生の門下生や合唱団が中心に出演するコンサートです。
加茂市文化会館小ホール(時々大ホール)に県内外からたくさんの方が集い、一年間の勉強の成果を披露する場です。
客席がとても近く、またいつもほぼ満席の中歌うこのコンサートは、独特の緊張感がありますが、私にとっては挑戦ができる場です。

今回は総勢39組と出演者も多く、終演後の集合写真にはちょうど100名が写っていました。(諸事情で写真撮影までいられなかった方もいたため、さらに多くの方が出演していたことになります、すごい)
ピアノ独奏、チェロ独奏、声楽独唱も合唱も、いろんな音楽がたくさん溢れる、出演者もお客様もみんなが笑顔の、あたたかい、素敵なコンサートに今年も出演させていただき、本当にうれしく思っています。

音楽科4期生、同期の石月しおりちゃん

新潟中央高校音楽科4期生で同期の石月しおりちゃんと、しおりちゃんはピアノ演奏後で、私は歌う前でなんだかぽやぽやしているところで、写真を一枚。(自然にソフトフォーカスかかっていたので、少し効果足しました、笑)
しおりちゃんとはこの数日前に、もう一人クラスメイトともうすぐ1歳になる女の子と、四人で遊びました!
音楽の友達と一緒にいてピアノがその場にあると、なんとなく何かが始まるのがいいなぁ~という感じで、この日もいつのまにか無料音楽教室が開かれ、ピアノを弾いたり、歌ったり、とっても癒されるひとときでした♪

ピアニストの品田宇彦さんと

伴奏をお願いしたのは品田宇彦さんです。
現在は東京にお住まいですが、夏の帰省&今回のコンサート出演とタイミングが合い、ピアノを弾いていただきました。
初めて一緒に演奏をしましたが、曲のことや他のこともたくさん話をして本番に臨むことができ楽しかったです。
私よりだいぶ年下なのですが、事前、事前に確実に準備をする姿勢は頼もしく、背筋の伸びる思いでした、ありがとうございます!!

今回の演奏曲目は3曲、すべてブラームスの作品にしました。


Wie Melodien zieht es mir  Op.105-1
メロディのように

Serenate  Op.70-3
セレナーデ

Von waldbekränzter Höhe  Op.57-1
森に覆われた山の上から


3曲目はもう少し勉強を続け、またどこかで歌いたいです。
現在師事している押見朋子先生からは1曲目がずばぬけてダメだったとお言葉をいただき…自覚があまりなかった分、一週間が経とうとしている今もまだ録音を聴けずにいますが、覚悟を決めて早めに確認したいと思います!
もっとちゃんと歌えるようになりたい、勉強がしたい。
たくさん聴いて、観て、知って、今よりももっと自由に歌が歌えるよう、練習を重ねようと思います。

恒例になりつつあるツーショット、イ ヒョンスンさんと

記録として写真を撮らねばと思うものの、いつも慌ただしくしていて自分で残せず。
ほらっ写真撮るよー!と言ってくださる先輩イ ヒョンスンさん、いつもありがとうございます。
鞄とかファイル持っている私です…

anelloメンバーと

こちらはまた改めて別記事でお知らせしたいと思っていますが、押見門下生・土曜日レッスンメンバーで12月にサロンコンサートを開くことになり、グループ名をつけました。
イタリア語で輪、環を意味する単語の「anello アネッロ」としました!(ひとり2つ案を出し多数決)
向かって左から、小林ちひろ、小菅文、イ ヒョンスン、髙橋千晴、平山実加です。
いつも一緒にレッスンを受けているメンバーでプログラムを組み、コンサートをするのは初めてですが、お客様に楽しんでいただけるように準備をしてまいります。


第34回(高校2年生の時)の写真と、今回の第50回の写真

私は中学3年生の頃に初めてこのコンサートに参加させていただいてから、今年まで皆勤賞です。

初めてたくさんの人の前で歌ったコンサートのこと、忘れもしません。
イタリア歌曲集1巻に収録されているストラデッラ作曲「Aria di chiesa 教会のアリア」を歌ったのですが、極度に緊張してしまい、練習ではちゃんと歌えていたのに、本番では足も手も声も震えるし、息が全然吸えなくて続かなくて、音程もふらふらで高い声は出ないし、いつも通りに歌えませんでした、それどころかへたくそすぎる演奏でした。
歌い終わって舞台袖に帰って、走ってトイレに行き、泣きました。
練習してきたことが何もできなくて、悔しくて悔しくて泣きました。
たくさん練習したつもりだったのに全然足りていなかったこと、度胸はあると思っていたのに全然そんなことなかったこと。
自信を持つことと過信をすることの違いを、この大失敗から学びました。

こうやっていろいろ思い出してみると、ブログを書きながら今の自分を振り返る時間となっていました。
長くなりますので、この続きは頭の中で繰り広げようと思います。


また、今回は押見朋子先生も特別出演なさいました。
武満徹作曲の「うたうだけ」を、作曲家の悠木昭宏先生がピアノを演奏され、それはもう素敵な時間が流れていました…アンコールでもう一度この曲を歌われましたが、また違う風に、音楽で遊びながら演奏するお二人はかっこよすぎました。
恐れ多くも先生にも直接お伝えしたのですが、この曲は歌がうまい人でないと歌えない曲だな、と身に染みて思いました。
演奏を聴いていたお客様のみんなが笑顔に、中には泣いている人もちらほらいたり、あたたかい雰囲気の中、結びの全体合唱へと繋がっていきました。



最後におしらせふたつ。

◆次回の演奏会は合唱出演です。
9月18日(日) 17:00 東京交響楽団/第97回 新潟定期演奏会
メンデルスゾーン : 交響曲第2番「讃歌」
りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館・コンサートホール
むむむむむずかしい曲ですが、とっっっても素晴らしい曲です。
本番まで一カ月切っています、本腰入れてがんばります。
どうぞ足をお運びください。

◆今年の4月から、新潟市北区文化会館主催の市民オペラ、スメタナ作曲「売られた花嫁」の合唱指導に入らせていただいています。
10月30日(日)13:30開場/14:00開演、会場は北区文化会館ホールです。
チケット発売は9月3日(土)です。
詳細はまたご案内いたしますが、この「売られた花嫁」全3幕(やや短縮し2時間)日本語訳詞上演は、おそらく日本初演と思われます。
ぜひ新潟市北区文化会館で歴史的瞬間に立ち会ってください!

というわけで、長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございます。
また近いうちに、どんどこ投稿したいと思います!
ではでは、おやすみなさい( ˘ω˘ )

2016年8月20日土曜日

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートのおしらせ

ひまわり、夏ーっ!

ひまわりの写真は先日訪れた越後丘陵公園のものです。
広々としている丘陵公園、大好きです。
ふわふわドームという名の大きいトランポリン、平日の空いた時間なら大人も楽しめますよ。
飛び跳ねると楽しいし意外といい運動になるので、気持ちも軽くすっきりします。(ひざはガクガクしますが)

さてさて、もう明日となりました…
第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートの詳細です!
直前のご案内となりますが、お時間があればぜひ鑑賞にいらしてください。
総勢39組、声楽・ピアノ・合唱と盛りだくさんのコンサートです!
私の出演は午後となります。

◇2016年8月21日(日)
第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート
場所:加茂文化会館・小ホール  加茂市幸町2丁目3−5
開場 9:30 午前の部開演 10:00 午後の部開演 13:00
入場無料

虹を見る男の子

丘陵公園にて「お母さん待ってー!消えるまで見るのー!」と言っていた男の子のうしろ姿。
なんだか心が洗われました。

ではでは。

2016年6月22日水曜日

第38回くにたちコンサート、終演しました


「わたしのばら」は白でした

だいぶ日が経ってしまいました💦
くにたちコンサート終演いたしました!
ご来場いただきましたお客様、ならびに関係者の皆様、厚く御礼申し上げます。

あれほどたくさんのお客様の前で歌うことはおそらく初めてだったように思います。
それに、母校の名前の付いたコンサートということもあり…ものすごーーーく緊張しました…。
予期せず出番がトップバッターとなりましたが、それでもなんとか無事に演奏できました。
また、先輩方と楽屋でご一緒したり、リハーサル・本番と演奏を拝聴することで、これからももっともっと勉強したい、という気持ちになりました。

当日の録音を聴いてみると、歌いながら自身の耳で聞いていたのとほぼ同じだったので、緊張しながらも思っていたより冷静に歌うことができたのだなと思いました。


〈演奏プログラム〉  ピアノ 品田真彦さん

「リートと歌 第2集」より Op.51-5
愛の歌   J.W.V.ゲーテ/詞 R.シューマン/曲

「青少年のための歌のアルバム」より Op.97-13
てんとうむし   民謡詩「子どもの不思議な角笛」より/詞 R.シューマン/曲

「青少年のための歌のアルバム」より Op.97-26
ゆきのはな   F.リュッケルト/詞 R.シューマン/曲

「6つの詩とレクイエム」より Op.90-2
わたしのばら   N.レーナウ/詞 R.シューマン/曲

「ゲーテの〈ヴィルヘルム・マイスター〉からのリートと歌」より Op.98a-7
悲しそうに歌わないで   J.W.V.ゲーテ/詞 R.シューマン/曲


今回はシューマンの歌曲を5曲歌いました。
先生に相談して選曲しました。
繰り返し歌っていくと、当たり前かもしれませんがどんどん体に入ってきて、馴染んできました。
ドイツリートだったので歌詞を読むことが難しく、散歩しながら、ほかの作業をしながらたくさん口ずさみました。
シューマンの曲にしっかりと取り組んだことも初めてでした。
なので、メロディも最初は慣れるまでうまく歌えませんでしたが、ピアノを弾いて今まで知らないハーモニーを感じていくのは楽しい作業でした。
ドイツリートが好きなので、これからもこつこつと向き合っていきたいと思います。

しばらく歌う曲は決めてありますが、その先何を歌おうか考えることが楽しみです!

次回は8月21日(日)第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートに出演します。
詳細決まりましたらまたお知らせします。

2016年6月4日土曜日

第38回 くにたちコンサート、出演順変更のおしらせ

第38回 くにたちコンサート、出演順変更のおしらせです。
明日6/5(日)開催のくにたちコンサートですが、私は当初2番目の出演を予定しておりましたが、出演者の都合で出番に変更があり、ひとつ繰り上がり1番目の出演となりました。
直前の変更となり、ご来場予定の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございません。
何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2016年5月15日日曜日

Off you go


一の鳥居
今日はひさしぶりの日曜日休み、家の中にいるのがもったいない!!と思うほどの晴天だったので、彌彦神社へお参りに行ってきました。
自宅から弥彦まではドライブするには程よい距離で、ほとんど田んぼの中を走るのでのどかな気持ちになれます。

彌彦神社へ行くと、まず境外末社の祓戸神社へお参りします。
「訪れる人の罪・けがれ・過ちを祓い除く」と言われているそうで、お参りすると気持ちがすっきりします。
午前中に訪れることが多いのですが、今日は夕方頃のお参りだったので、いつもとは違う雰囲気を感じました。

神様しか通れない玉の橋
一の鳥居をくぐって、火の玉石を持ち上げてふむふむと思い、拝殿へ向かいました。

参道から見える随神門
時間帯が遅めだったからかとても空いていて、鳥の鳴く声がよく響いていました。

拝殿
お参り。
彌彦神社は二礼四拍手一礼です。

おみくじを引き先ほどと同様ふむふむと思い、がんばろう、と気持ちを引き締めたのでした。


この投稿のタイトル「Off you go」は小谷美紗子さんの曲のタイトルです。
今日のドライブミュージックは小谷さんのデビュー20周年アルバムだったので。
ピアノと歌だけのシンプルなアルバムで、この一か月間ずっと聴いています。
私が音楽の道を志すきっかけになった方です。

明日はまた新しい日。
本番に向けてしっかり準備。
楽譜を読む。

2016年5月11日水曜日

第6回新潟クラシックストリート終演しました!


竹の子を取りに、竹藪へ
5月5日、第6回新潟クラシックストリートへ参加してきました。
もう一週間も経つだなんて…早い…

ご来場いただきましたお客様、ならびに関係者の皆様、誠にありがとうございました!

クラシックストリートはラ・フォル・ジュルネの関連イベントということで、テーマもそちらに沿って「la nature ナチュール - 自然と音楽」でした。
せっかくなので自然に関連する曲を盛り込み、2会場別プログラムで演奏いたしました。
ピアニストは品田真彦さんでした。


まず1会場目は、昨年もお世話になった「パルム」さん。
おそらく20名くらいのお席に倍近いお客様がご来場くださいまして、パルムのママさんが扉を閉めなくてもいいとおっしゃってくださったこともあり、階段まで溢れるお客様に聴いていただけるという、本当にありがたすぎる状況で演奏させていただきました。
混雑していたり、私自身緊張していたりと、始まるまではいろいろと気持ちが巡りふわふわとしていたのですが、皆様の暖かい雰囲気の中、落ち着いて歌うことができました。

〈Programme・パルム〉

Im Frühling  D882  F.Schubert(E.Schulze)
春に  作品882  F.シューベルト(E.シュルツェ)

Die Gebüsche  D646  F.Schubert(F.Schlegel)
茂み  作品646  F.シューベルト(F.シュレーゲル)

aus Waldszenen  Op.82  R.Schumann
森の情景  作品82より  R.シューマン
-Eintritt
-森の入口
-Einsame Blumen
-孤独な花
-Vögel als Prophet
-予言の鳥
-Freundliche Landschaft
-親しみのある風景

“Die Schöpfung”  Hob.XXI-2  Nun beut die Flur das frische Grün  F.Haydn
オラトリオ〈天地創造〉作品21-2より  いまや野はさわやかな緑を  F.ハイドン


2会場目は「器」さん。
初めて演奏させていただきましたが、大きなグランドピアノのある広々とした空間で、のびのびと歌わせていただきました!
パルムさんに引き続き、2ステージ目も聴きに来てくださった方々がいらっしゃったり。
ちょうど夕暮れ時の演奏となりまして、窓から柔らかなオレンジ色の光が射し込む中、のんびりと演奏をお聴きいただけたのではないかと思います。
特に品田さんのピアノソロの時には陽射しがとてもいい雰囲気で、共演者ながら、私もうっとりとしておりました…

〈Programme・器〉

Ganymed  D544  F.Schubert(J.Goethe)
ガニュメデス  作品544  F.シューベルト(J.ゲーテ)

An den Mond  D259  F.Schubert(J.Goethe)
月に寄せて  作品259  F.シューベルト(J.ゲーテ)

aus Waldszenen  Op.82  R.Schumann
森の情景  作品82より  R.シューマン
-Eintritt
-森の入口
-Einsame Blumen
-孤独な花
-Vögel als Prophet
-予言の鳥
-Freundliche Landschaft
-親しみのある風景

“Die Schöpfung”  Hob.XXI-2  Auf starkem Fittige schwinget sich  F.Haydn
オラトリオ〈天地創造〉作品21-2より  力強い翼をひろげて  F.ハイドン


今回演奏した曲はどれも思い入れのあるものでした。
東京で暮らしていた頃、このままではいけない気がして「自分はこれからの人生、どこで暮らしたいのだろう?」と問うた時、自然がいっぱいで緑豊かな新潟、田上で暮らしたいと強く思い、帰ってきた経緯がありました。
私はいつも「○○したい」というより、「○○はしたくない」から、という選び方をすることが多かったのですが、この時ばかりは「新潟へ帰って、新潟で暮らしたい」とはっきりと思ったことを覚えています。

自然に関する歌、人間の生き方に関する歌、見えないものを想う歌。
どれも今の自分でストンとくるところで、今の自分の演奏ができたのでは、と思っています。

ですが反省点は山盛りです。
また次の演奏する機会へ向けて、精進します!


以下の写真は、気分転換に弟と取りに行き収穫した竹の子や、家の周りの植物などです。
あと、1ステージ目終了後、品田さんと。

収穫の一部

マムシソウ

なんだっけな

シャクナゲ

スズラン

サンショウウオがいる井戸

ピアニスト・品田真彦さんと
1ステージ目が終わってほっとしているところ

次回の演奏会は、くにたちコンサートです。
今度はシューマンの歌曲を5曲歌います。
お誘いあわせの上、ぜひご来場ください!

◇2016年6月5日(日)
第38回 くにたちコンサート
全席自由1,500円(当日券1,800円)
開場13:30 開演14:00
場所:新潟市音楽文化会館・ホール

小菅 文のHP http://ayakosuge.me

2016年4月7日木曜日

ウェブサイトをオープンしました!



新年度が始まってもう一週間ですね!

さて、この度、ウェブサイトをオープンいたしました。
「ソプラノ歌手・小菅文」と、私が講師を務める「こすげ音楽教室」を紹介しています。

Aya Kosuge / こすげ音楽教室

ウェブサイトでは、私の音楽活動の予定や、音楽活動に対する理念、
これまでの活動記録、音楽教室の紹介などを主に掲載しています。
私はソプラノ歌手として、指導者として、両方の活動を一生懸命取り組む気持ちでおります。
この気持ちをウェブサイトでも表現したいということを、デザイナーさんへ相談しながら作成していただきました。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです!

引き続き、こちらのブログでは日々の気づきや、何気ないことなど、
気負わずに綴っていきたいと思っています。


今後の出演予定です。

◆2016年5月5日(木・祝)
ラ・フォル・ジュルネ新潟2016関連イベント
第6回新潟クラシックストリート
2会場で演奏します、別プログラムでお待ちしています!
全会場フリーパスチケット1,000円(中学生以下無料) 1ドリンク500円
・公演1 16:00-16:30  場所:パルム  新潟市中央区古町通6番町987
・公演2 18:00-18:30  場所:コーヒーショップ 器  新潟市中央区営所通1-329 

◆2016年6月5日(日)
第38回くにたちコンサート
全席自由1,500円(当日券1,800円)
開場13:30 開演14:00
場所:新潟市音楽文化会館・ホール  新潟市中央区一番堀通町3-2 

ご都合よろしければ鑑賞にいらしてください♫

2016年3月31日木曜日

3月のいろいろ

わーーー!
3月が行ってしまいます…笑
いつにもまして盛りだくさんな1か月でした。
写真をあまり撮らないのですが今月は撮る機会も多く、こうして並べてみると、過去の出来事を画で振り返るのもいいものだなぁ~と思いました。
これを機に、写真撮るようにしてみますー!

3/5 イタリア・オペラ名曲集、李玹承さんと(白ver.)
3/5はりゅーとぴあで開催された「イタリア・オペラ名曲集」へ合唱団の一員として出演してきました。
Verdiのオペラ作品から合唱団は4曲歌いました。

ソリストでいらっしゃったメゾ・ソプラノの有田真恵さん、私が東京に住んでいた頃に喜歌劇「こうもり」でご一緒したことがあり、3年ぶりにお会いしました。
少しだけでしたが懐かしい話や近況など、お話しできてうれしかったです。

写真は門下の先輩、イ・ヒョンスンさんです。
ヒョンさんとは今月かなりの頻度でお会いしてました。
ちなみに今日(3/31)も会う予定です。笑
いつも元気をもらえる大好きな先輩です!


ブライダルのお仕事後に、メイフェアさんにて
古町にある英国紅茶サロン・メイフェアさん。お気に入りの場所です。
ちょっと日常から離れたい時に伺っている気がします。笑
紅茶も美味しいですし、食べ物も体にいいものを口にしている感じがあるんですよね。
先日初めてランチセットをいただいたのですが、ボリュームがあり身も心も大満足でした!
店員さんもいつも優しくて、お話しすると気持ちもほっこりします。


3/20 東響定期演奏会・フォーレレクイエム、李玹承さんと(黒ver.)
3/20は、りゅーとぴあにて東京交響楽団の第94回新潟定期演奏会に、にいがた東響コーラスとして参加しました。

フォーレのレクイエムは、私自身2度目の演奏でした。
前回演奏した時と心境や環境の変化があったこともあってか、楽譜の確認をしていると、前日から涙が出ては止まってというのを繰り返していました。
いろいろ思い出したり考えていたのかもしれません。
本番は演奏に集中していたので泣くことはありませんでしたが、演奏後「いい演奏だった」と思いました。
私は自分がソロで歌っていてそう思うことはほとんどないのですが…この日は合唱だったからそう思えたのかもしれません。
合唱の良さ、というのも感じていました。

出演が終わってから急いで客席へ向かいRavelのプログラムを鑑賞しました。
なんだかもうすごかったです!聴いていて胸がわくわくして楽しかったんです。
りゅーとぴあは円形のコンサートホールなので、前方にあるステージを囲む形で座席があります。
私の座席はステージ側だったので、鑑賞するお客様の顔、そしてマエストロやソリストの表情も見える位置でした。
たくさんのお客様の表情がとっても楽しそうでした。
柔らかい表情をされてました。
そんなRavelの音楽、東京交響楽団とソリストの演奏、そしてマエストロの指揮ってすごい、と感激しました。
幼稚な表現で恥ずかしいのですが、強くそう思いました。


東洋太平洋&日本ミドル級チャンピオン、プロボクサーの西田光選手と
3/11の東洋太平洋・日本ミドル級タイトルマッチでチャンピオンになった、プロボクサーの西田光選手が我が家にきてくれました。弟の妻の弟です。
弟の結婚式で会って以来で、ちゃんとお話ししたのは初めてでした。
とっても穏やかな好青年でした。
うちの猫(のび太)のことをやさしくなでてました。
のび太も気持ちよさそうにしていました。
試合当日、弟と奥さんは後楽園ホールへ応援に行っており、私はインターネットの速報を待っていたのですが、弟から電話があり「勝った!チャンピオンになった!」と聞き、その興奮冷めやらぬ声につられて私もうわーっ!!となりました。
私はボクシング観戦は未経験なので、今後行われる防衛戦、ぜひ応援に行きたいと思っています!


土曜日レッスン生ごはん会
同じ門下の先輩・後輩とごはん会しました。
みんな歌や音楽が好きで、先生のことを尊敬し愛してる人たちです。
音楽のことだけじゃなく、プライベートのことや仕事のことなど、本当にいろんなことを話せるメンバーです。
レッスンで先生のお宅へ集まる時は、自分のレッスンより前に来て人のレッスンを聴いたり、自分のレッスンが終わってもいつまでも残って、みんなで一緒に帰ることはしょっちゅうです。
これからも切磋琢磨しながら一緒に歌っていきたい、大切な人たちだと思っています。


以上、3月のまとめでした♫
来月4月は新年度のはじまりですね。
引き続き、やること盛りだくさん!
幸せなことです。ひとつひとつ頑張っていきます!

2016年2月23日火曜日

ミュージカルワークショップ参加を終えて

1月に入ってから、新潟市北区文化会館主催の演劇ワークショップ「ミュージカルであそぼっ!!」に参加していました。
全10回のスケジュールで、最終日の2/21にはミュージカル〈美女と野獣〉の中から「Be our guest」を歌って踊り、短い芝居を発表する、という内容でした。

参加したいと思ったきっかけは、ミュージカルをやったことがなかったからです。
私の専門である声楽・オペラとミュージカルの違いを知りたかったこと、
そして芝居、ダンス、歌、と県外から講師をお招きしてということだったので、
その先生方のレッスンを受講したい!と思ったことでした。

参加者は主に北区在住の方で、下は7歳から、上はご年配の方まで!
お孫さんとおばあさまで参加していた方もいました。

内容はというと…
とーーーってもキツかったです!!
特にダンスが……
でも、参加して本当によかったです。

まず、踊れないのです(笑)
今でこそ笑えますが、途中は少し泣きながら踊っていました。
私は小学生、中学生、同世代の女性と6人のグループでナプキン役をやりました。
ナプキン役は6人中3人は泣いたみたいです…

私はダンスをやったことがないから、振りつけが覚えられない。→頭がまわらない
普段運動をしていないから体が動かない、体が硬くて怪我しそうで怖い。→ものすごい恐怖心
…この2つが、自分にとっては今回のワークショップの課題で、最終日までには少しは克服できたかな、と思ったことでした。

振りつけは小学生や中学生の子たちに教えてもらったり、動画を撮って覚えたり、紙に書いて覚えたりしました。
体が硬いのは、先生に指摘されてアドバイスをいただいてからの一週間は毎朝晩ストレッチをしました。
短期間で集中して取り組んだら、恐怖心はなくなりました。(頭はまだまだ)
継続することの大切さを改めて感じました。
たった一週間で体も気持ちも変化するんだ、と思いました。

できない自分が情けなくて泣きましたが、なんとか発表の日には間違えても止まらずに踊り切った自分は、我ながらよくやったなと思えました。
足は特にアザだらけになりましたが、こんなに必死になってアザ作ったのなんていつ振りかわからないくらいでしたし、筋肉痛もひどくて歩くのもやっとで辛かったですが爽快感がありました。

芝居では台詞の言い方のポイント、歌は声楽とミュージカルの発声法は違う、ということを教えていただきました。

先生方は皆さん、初心者が楽しんでやれればそれでOK、というスタンスでは決してなく、
参加者個人個人がこのワークショップを通して、自分自身と向き合う大切さを教えてくださったように思っています。

できないことを簡単に諦めてできないままにしない。
理由があるから”ある”行動をとる。
相手のことを考え、思いやること。
みんなで協力をすること。
頭で考えるだけでなく、体を動かして感じることの大切さ。
自分は正しいと決めつけないこと。

年齢や、仕事など、全然違う方たちと一緒に1シーンを作るために取り組めたこともとても楽しく、刺激的でした。
子どもたちが頑張るから大人が頑張る、大人が邪魔をしない、子どもたちのお手本になる姿勢でいる。
稽古や打ち上げの時にいろんな方からお話を伺えたことも嬉しかったです。

学ぶことが本当にたくさんあったワークショップでした。
お世話になった皆様、ありがとうございました!

実は自分では一枚も写真を残しておらず。
でも、心の中にはたくさん残っているので、まぁいいかー、とも。
でもでも、次回は写真に残す余裕を持った気持ちで参加したいです。
(いっぱいいっぱいで写真どころではありませんでした、笑)


さて、次は3/5と3/20、にいがた東響コーラスとして参加する演奏会に向けて気持ちを切り替えます。
明日明後日は稽古で、特に明後日はマエストロ稽古です。
しっかり準備して臨みたいと思います。

◆3/5(土) イタリア・オペラ超名曲集
17:00開演(16:30開場)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール

◆3/20(日) 東京交響楽団 第94回新潟定期演奏会
17:00~
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール


ではでは♪

2016年2月18日木曜日

気分を変えて

「妖怪ウォッチ」 ウィスパーとジェットニャン

なんだかツイてないなと感じてしまってモヤモヤする時、
気分を変えなくては、と思ってもなかなか難しかったりします。

合唱の稽古前にコンビニへ寄った時に、写真の指人形を見つけました。
指にはめて車のハンドルを握っていたら、なんだか気持ちがほっこりしました。
(妖怪ウォッチ、昨年末からアニメとゲームに夢中なのです…アニメ、笑えて泣けます。)

そして、星野源の歌に出てくる、
「僕が笑えば解決することばかりさ」という歌詞が頭の中で鳴りはじめ、
よし!大丈夫かも!と持ち直したところで、またやらかし…という踏んだり蹴ったりな今日でした。

まぁ、そんな日もありますよね。

でも、明日は大丈夫な気がしています。

おやすみなさい。

2016年1月24日日曜日

しんしんと

積もってます、雪
こんばんは!
新潟は寒い日が続いています。
湯たんぽがないと眠れません!

今日は一日中雪が降っていました。(今も絶賛積雪中)
今年一番の積雪量です。
R.Schumannの「Schneeglöckchen ゆきのはな」を演奏会へ向けて練習していますが、
この曲に描かれている季節はまだ当分先だなぁ、と感じています。

雪がたくさん降ると移動が大変になったり、体が冷えがちになったりと困ることもありますが、
私は雪が好きです。

雪が降り積もった日の晴れた朝は、
光が雪に反射しているせいで、外がいつもより明るく感じます。
その眩しさが、気分をすがすがしくしてくれるんですよね~。

明日は早起きをして、家の前の雪かきをしようと思っています。
いつも家族にまかせっきりなので、働きます!笑
…起きれるかな…起きます、がんばります。

わが家のお猫様たち
猫たちも寒いのか、最近よくくっついています。
かうぇです。(かわいいです。)

2016年1月3日日曜日

2016年のはじまり


旧年中は大変お世話になりました
本年も、どうぞよろしくお願いいたします

2015年はいろんなことが目まぐるしく起こり、
ついていくことがやっとだったように思います。
まだ消化途中のこともありますが、
ゆっくりと大切にしながら引き続き過ごせたらと思っています。

2016年は新しいことにチャレンジしたいですし、
すでに持っているものを今一度よく確かめて、
充実したものにできるよう、がんばっていきたいです。

今日の夕方、403号の新津バイパスを運転していたら目の前に虹が出ていました。
ほんのうっすらと浮かぶそれを見つけて「幸先いいなぁ~」と。

皆さんにとって、私にとって、
うれしいことや楽しいことがたくさんの一年になりますように!

さて、ニューイヤーオペラコンサートを観ます。