2016年10月2日日曜日

ブログを移転しました

ブログ「SCOOPFUL」
読んでくださりありがとうございました!

マイペースな更新のブログを、今まで読んでくださりありがとうございました!
ブログタイトルの「SCOOPFUL」は、
ほんのひとさじ・ひとすくいの、私のなんでもない感情を綴る場所にしたい、と思い付けた名前です。

名前って大事ですよね。
子どもやペット、会社の名前に教室の名前、団体の名前、商品の名前、作品の名前、曲名、ブログの名前…世の中は名前で溢れていますね。
名前を付けるから・名前を呼ぶから愛着がわくし、対象との関係ができていく。
自分がつけた名前が他人になんらかの印象を与える。

自分の感情に名前を付けるというか…ちゃんと分類をするのは大切な作業だなと思います。

たとえば、涙が出てしまった時。
それは喜びなのか、悲しみのか、悔しさのか、恥ずかしさなのか、怖さなのか、怒りなのか。

涙の理由が何なのかすぐに分かれば大丈夫だと思います。
だけど、気持ちがもやもやしたままだったり、理由が分かっているのに気づかないふりをしていると…
精神衛生上、あんまりよくないですね。笑

まぁまぁ、話がそれてくるのでこのへんで。

新しいブログは「AYA KOSUGE's blog」です。
http://ayakosuge.me/blog
シンプルにそのまんまの名前です、私のブログ。
HPを作ってくださった方が、私のドメインで開設してくださいました。
今後はこちらで今までのようにマイペースにブログ更新していきます。
引き続き、読んでいただけると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ブログ「SCOOPFUL」を読んでくださり本当にありがとうございました!

小菅 文 a soprano singer
http://ayakosuge.me

2016年9月3日土曜日

最近読んだ本


吉田修一「怒り」

私は邦画が好きです。
大学生の頃、レンタルビデオ屋のTSUTAYAでアルバイトをしていました。
そのお店のアルバイトの特権…DVDもCDも、借り放題だったんです。
深夜2時過ぎまでアルバイトしてそこからDVDを2枚とか観て、私はいつ寝て学校へ行っていたのでしょう…(遠い目)
その頃は特にミニシアター系の映画が好きで、観ても言葉で説明するのが難しいような、説明するのがめんどくさいようなもったいないような、感じておしまい!みたいなものばかり観ていたような気がします。

最近は気分転換のために意識的に映画館へ足を運ぶようになりました。
家でゆっくりDVDを観るのはあい変わらず好きですが、劇場だと圧倒されますね。
あまりに大きい音が出そうな映画はびっくりするので選びませんが。

映画本編が始まる前の、公開前映画の予告も結構好きで、次は何を観ようかと考える時の参考にしてます。
そして気になったのが写真にも載せている、吉田修一原作、李相日監督脚本の「怒り」です。
予告編を観て、キャストをみて、映画公開が待ちきれなくて原作を読みました。

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若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。
犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。
そして事件から一年後の夏---。
房総の港町で働く槙洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。
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(引用元:怒り(上)吉田修一、中公文庫)


ネタバレはありません、以下に感想を書きます。






要は、自分と出会う前にどこで何をしていたかわからない身元不詳の人間を信じることができるのだろうか?という、とてもシンプルな話です。
この話の「信じる」という対象は、とことん「人」です。
家族、恋人、友人、自分自身。

今、自分の目の前にいる人を信じられるかどうか。
その人を全面的に信じられるかどうか。
信じたいと思う自分自身を信じられるかどうか。
相手は自分を信じてくれているかどうか。


身元不詳とまでいかなくても、私たちは日々出会う人の過去のことを知らなくても、その瞬間、瞬間で信頼・信用して社会生活を営んでいるし、営めているし、そうしなければ営めないのだと思います。
なんでしょう…本当に自分の深いところを見せる時こそ、相手を疑いたくなるのだと私は思います。
騙されたくない、傷つきたくないと、保身に入る時に悩み、迷い、逃げ、攻撃をするんだと思います。
けれどそれは至極もっともなことで、そういう人を目の当たりにしたとしても誰も責めることはできないと思うのです。
まぁ、だからといってそれを正当化するのは…ちょっと違う思いますが。(と言って私は逃げるのです、ふふふ)


この物語の登場人物たちは、自分の信じることを信じて、それぞれの道を行きました。
タイトルになっている「怒り」という感情も、それぞれの形で随所に現れていました、押し込めてもいました。
物語を読んだ私自身の感情は、最後はストンとしたところに落ち着き、納得というか、自然だな、と感じて本を閉じました。

先に映画の予告で人間が動くところを見てしまったので、本を読んでいるとその人たち(キャスト)のイメージが浮かんできて、物語に入り込めました。
私の購入した文庫本は映画公開が待っているから、キャストの顔写真入りのカバーだったのですが、あえて外した写真をこの記事に載せました。(私にとっては顔写真入りカバーは良かったです、写真を眺めながら読み進めていました。)
これから原作を読みたい、という人がいらっしゃると思いますので…。

私は映画のキャスト、すごく好きです。
好きな人がたくさん出ています。
映画公開が本当に楽しみです!
余談ですが監督の李相日さんが新潟出身みたいで勝手に親近感を覚えてますー。

以上、ふわっと読書感想文でした。
のんびりした時間が持てました。笑

次の記事でお知らせを書かねばです…。
でも今日は寝ます、おやすみなさい( ˘ω˘ )

2016年8月26日金曜日

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート、終演しました

受付に飾りました、サマーコンサートの案内

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート、終演しました!
たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

このコンサートは、加茂市で音楽をご指導なさっていた、故・押見榮喜先生の門下生や合唱団が中心に出演するコンサートです。
加茂市文化会館小ホール(時々大ホール)に県内外からたくさんの方が集い、一年間の勉強の成果を披露する場です。
客席がとても近く、またいつもほぼ満席の中歌うこのコンサートは、独特の緊張感がありますが、私にとっては挑戦ができる場です。

今回は総勢39組と出演者も多く、終演後の集合写真にはちょうど100名が写っていました。(諸事情で写真撮影までいられなかった方もいたため、さらに多くの方が出演していたことになります、すごい)
ピアノ独奏、チェロ独奏、声楽独唱も合唱も、いろんな音楽がたくさん溢れる、出演者もお客様もみんなが笑顔の、あたたかい、素敵なコンサートに今年も出演させていただき、本当にうれしく思っています。

音楽科4期生、同期の石月しおりちゃん

新潟中央高校音楽科4期生で同期の石月しおりちゃんと、しおりちゃんはピアノ演奏後で、私は歌う前でなんだかぽやぽやしているところで、写真を一枚。(自然にソフトフォーカスかかっていたので、少し効果足しました、笑)
しおりちゃんとはこの数日前に、もう一人クラスメイトともうすぐ1歳になる女の子と、四人で遊びました!
音楽の友達と一緒にいてピアノがその場にあると、なんとなく何かが始まるのがいいなぁ~という感じで、この日もいつのまにか無料音楽教室が開かれ、ピアノを弾いたり、歌ったり、とっても癒されるひとときでした♪

ピアニストの品田宇彦さんと

伴奏をお願いしたのは品田宇彦さんです。
現在は東京にお住まいですが、夏の帰省&今回のコンサート出演とタイミングが合い、ピアノを弾いていただきました。
初めて一緒に演奏をしましたが、曲のことや他のこともたくさん話をして本番に臨むことができ楽しかったです。
私よりだいぶ年下なのですが、事前、事前に確実に準備をする姿勢は頼もしく、背筋の伸びる思いでした、ありがとうございます!!

今回の演奏曲目は3曲、すべてブラームスの作品にしました。


Wie Melodien zieht es mir  Op.105-1
メロディのように

Serenate  Op.70-3
セレナーデ

Von waldbekränzter Höhe  Op.57-1
森に覆われた山の上から


3曲目はもう少し勉強を続け、またどこかで歌いたいです。
現在師事している押見朋子先生からは1曲目がずばぬけてダメだったとお言葉をいただき…自覚があまりなかった分、一週間が経とうとしている今もまだ録音を聴けずにいますが、覚悟を決めて早めに確認したいと思います!
もっとちゃんと歌えるようになりたい、勉強がしたい。
たくさん聴いて、観て、知って、今よりももっと自由に歌が歌えるよう、練習を重ねようと思います。

恒例になりつつあるツーショット、イ ヒョンスンさんと

記録として写真を撮らねばと思うものの、いつも慌ただしくしていて自分で残せず。
ほらっ写真撮るよー!と言ってくださる先輩イ ヒョンスンさん、いつもありがとうございます。
鞄とかファイル持っている私です…

anelloメンバーと

こちらはまた改めて別記事でお知らせしたいと思っていますが、押見門下生・土曜日レッスンメンバーで12月にサロンコンサートを開くことになり、グループ名をつけました。
イタリア語で輪、環を意味する単語の「anello アネッロ」としました!(ひとり2つ案を出し多数決)
向かって左から、小林ちひろ、小菅文、イ ヒョンスン、髙橋千晴、平山実加です。
いつも一緒にレッスンを受けているメンバーでプログラムを組み、コンサートをするのは初めてですが、お客様に楽しんでいただけるように準備をしてまいります。


第34回(高校2年生の時)の写真と、今回の第50回の写真

私は中学3年生の頃に初めてこのコンサートに参加させていただいてから、今年まで皆勤賞です。

初めてたくさんの人の前で歌ったコンサートのこと、忘れもしません。
イタリア歌曲集1巻に収録されているストラデッラ作曲「Aria di chiesa 教会のアリア」を歌ったのですが、極度に緊張してしまい、練習ではちゃんと歌えていたのに、本番では足も手も声も震えるし、息が全然吸えなくて続かなくて、音程もふらふらで高い声は出ないし、いつも通りに歌えませんでした、それどころかへたくそすぎる演奏でした。
歌い終わって舞台袖に帰って、走ってトイレに行き、泣きました。
練習してきたことが何もできなくて、悔しくて悔しくて泣きました。
たくさん練習したつもりだったのに全然足りていなかったこと、度胸はあると思っていたのに全然そんなことなかったこと。
自信を持つことと過信をすることの違いを、この大失敗から学びました。

こうやっていろいろ思い出してみると、ブログを書きながら今の自分を振り返る時間となっていました。
長くなりますので、この続きは頭の中で繰り広げようと思います。


また、今回は押見朋子先生も特別出演なさいました。
武満徹作曲の「うたうだけ」を、作曲家の悠木昭宏先生がピアノを演奏され、それはもう素敵な時間が流れていました…アンコールでもう一度この曲を歌われましたが、また違う風に、音楽で遊びながら演奏するお二人はかっこよすぎました。
恐れ多くも先生にも直接お伝えしたのですが、この曲は歌がうまい人でないと歌えない曲だな、と身に染みて思いました。
演奏を聴いていたお客様のみんなが笑顔に、中には泣いている人もちらほらいたり、あたたかい雰囲気の中、結びの全体合唱へと繋がっていきました。



最後におしらせふたつ。

◆次回の演奏会は合唱出演です。
9月18日(日) 17:00 東京交響楽団/第97回 新潟定期演奏会
メンデルスゾーン : 交響曲第2番「讃歌」
りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館・コンサートホール
むむむむむずかしい曲ですが、とっっっても素晴らしい曲です。
本番まで一カ月切っています、本腰入れてがんばります。
どうぞ足をお運びください。

◆今年の4月から、新潟市北区文化会館主催の市民オペラ、スメタナ作曲「売られた花嫁」の合唱指導に入らせていただいています。
10月30日(日)13:30開場/14:00開演、会場は北区文化会館ホールです。
チケット発売は9月3日(土)です。
詳細はまたご案内いたしますが、この「売られた花嫁」全3幕(やや短縮し2時間)日本語訳詞上演は、おそらく日本初演と思われます。
ぜひ新潟市北区文化会館で歴史的瞬間に立ち会ってください!

というわけで、長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございます。
また近いうちに、どんどこ投稿したいと思います!
ではでは、おやすみなさい( ˘ω˘ )

2016年8月20日土曜日

第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートのおしらせ

ひまわり、夏ーっ!

ひまわりの写真は先日訪れた越後丘陵公園のものです。
広々としている丘陵公園、大好きです。
ふわふわドームという名の大きいトランポリン、平日の空いた時間なら大人も楽しめますよ。
飛び跳ねると楽しいし意外といい運動になるので、気持ちも軽くすっきりします。(ひざはガクガクしますが)

さてさて、もう明日となりました…
第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートの詳細です!
直前のご案内となりますが、お時間があればぜひ鑑賞にいらしてください。
総勢39組、声楽・ピアノ・合唱と盛りだくさんのコンサートです!
私の出演は午後となります。

◇2016年8月21日(日)
第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサート
場所:加茂文化会館・小ホール  加茂市幸町2丁目3−5
開場 9:30 午前の部開演 10:00 午後の部開演 13:00
入場無料

虹を見る男の子

丘陵公園にて「お母さん待ってー!消えるまで見るのー!」と言っていた男の子のうしろ姿。
なんだか心が洗われました。

ではでは。

2016年6月22日水曜日

第38回くにたちコンサート、終演しました


「わたしのばら」は白でした

だいぶ日が経ってしまいました💦
くにたちコンサート終演いたしました!
ご来場いただきましたお客様、ならびに関係者の皆様、厚く御礼申し上げます。

あれほどたくさんのお客様の前で歌うことはおそらく初めてだったように思います。
それに、母校の名前の付いたコンサートということもあり…ものすごーーーく緊張しました…。
予期せず出番がトップバッターとなりましたが、それでもなんとか無事に演奏できました。
また、先輩方と楽屋でご一緒したり、リハーサル・本番と演奏を拝聴することで、これからももっともっと勉強したい、という気持ちになりました。

当日の録音を聴いてみると、歌いながら自身の耳で聞いていたのとほぼ同じだったので、緊張しながらも思っていたより冷静に歌うことができたのだなと思いました。


〈演奏プログラム〉  ピアノ 品田真彦さん

「リートと歌 第2集」より Op.51-5
愛の歌   J.W.V.ゲーテ/詞 R.シューマン/曲

「青少年のための歌のアルバム」より Op.97-13
てんとうむし   民謡詩「子どもの不思議な角笛」より/詞 R.シューマン/曲

「青少年のための歌のアルバム」より Op.97-26
ゆきのはな   F.リュッケルト/詞 R.シューマン/曲

「6つの詩とレクイエム」より Op.90-2
わたしのばら   N.レーナウ/詞 R.シューマン/曲

「ゲーテの〈ヴィルヘルム・マイスター〉からのリートと歌」より Op.98a-7
悲しそうに歌わないで   J.W.V.ゲーテ/詞 R.シューマン/曲


今回はシューマンの歌曲を5曲歌いました。
先生に相談して選曲しました。
繰り返し歌っていくと、当たり前かもしれませんがどんどん体に入ってきて、馴染んできました。
ドイツリートだったので歌詞を読むことが難しく、散歩しながら、ほかの作業をしながらたくさん口ずさみました。
シューマンの曲にしっかりと取り組んだことも初めてでした。
なので、メロディも最初は慣れるまでうまく歌えませんでしたが、ピアノを弾いて今まで知らないハーモニーを感じていくのは楽しい作業でした。
ドイツリートが好きなので、これからもこつこつと向き合っていきたいと思います。

しばらく歌う曲は決めてありますが、その先何を歌おうか考えることが楽しみです!

次回は8月21日(日)第50回 千鳥会・草笛コーラス サマーコンサートに出演します。
詳細決まりましたらまたお知らせします。

2016年6月4日土曜日

第38回 くにたちコンサート、出演順変更のおしらせ

第38回 くにたちコンサート、出演順変更のおしらせです。
明日6/5(日)開催のくにたちコンサートですが、私は当初2番目の出演を予定しておりましたが、出演者の都合で出番に変更があり、ひとつ繰り上がり1番目の出演となりました。
直前の変更となり、ご来場予定の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございません。
何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2016年5月15日日曜日

Off you go


一の鳥居
今日はひさしぶりの日曜日休み、家の中にいるのがもったいない!!と思うほどの晴天だったので、彌彦神社へお参りに行ってきました。
自宅から弥彦まではドライブするには程よい距離で、ほとんど田んぼの中を走るのでのどかな気持ちになれます。

彌彦神社へ行くと、まず境外末社の祓戸神社へお参りします。
「訪れる人の罪・けがれ・過ちを祓い除く」と言われているそうで、お参りすると気持ちがすっきりします。
午前中に訪れることが多いのですが、今日は夕方頃のお参りだったので、いつもとは違う雰囲気を感じました。

神様しか通れない玉の橋
一の鳥居をくぐって、火の玉石を持ち上げてふむふむと思い、拝殿へ向かいました。

参道から見える随神門
時間帯が遅めだったからかとても空いていて、鳥の鳴く声がよく響いていました。

拝殿
お参り。
彌彦神社は二礼四拍手一礼です。

おみくじを引き先ほどと同様ふむふむと思い、がんばろう、と気持ちを引き締めたのでした。


この投稿のタイトル「Off you go」は小谷美紗子さんの曲のタイトルです。
今日のドライブミュージックは小谷さんのデビュー20周年アルバムだったので。
ピアノと歌だけのシンプルなアルバムで、この一か月間ずっと聴いています。
私が音楽の道を志すきっかけになった方です。

明日はまた新しい日。
本番に向けてしっかり準備。
楽譜を読む。