2012年1月28日土曜日

金字塔/中村一義

ふと、中村一義の1stアルバム『金字塔』が聴きたくなって…聴いています。
発売は1997年なのですが、私が手にしたのは高校3年生くらいだったと思います。
10年前くらいですね。



帯には『僕として僕は行く』と書かれており、
これは、2曲目の『犬と猫』に出てくる歌詞です。

この人は、しばらくひきこもっていたそうで、
そのとき、宅録という形でアルバムを完成させたそうです。
メインもコーラスも、声を重ねまくっていて。
クイックジャパンだか何かに書いてありました。
今はなき、新潟市古町のwithビルのビレバンで、学校帰りに読んだなぁ〜。
ビートルズが大好きで大いに影響されているそうです。

決して歌がうまい人ではないと思います。
しかし、大好きな人で、大好きなアルバムです。

ポンキッキでやっていた『まる・さんかく・しかく』のカバーも入っていて、
ポンキッキ世代としては懐かしくなったり。

最後から2番目に入っている『永遠なるもの』。
この曲は大好きです。

♪あぁ、すべてが人並みに、うまく行きますように。
と、彼は歌います。

♪そうだ、スヌーピー大好きな奴が、重タール漬けガイでもいい。
とも。

そうだ!そうだ!

そんな彼は、2ndアルバム『太陽』を作成するとき、
ひきこもっていたときのストック100曲以上を捨てたらしいです。

全然、1stとは違う仕上がりで、刺がなくなったというか、
とにかく、優しい。

そして3rdの『ERA』でぶっ壊し、
4thの『100s』で仲間と出会い、
中村一義名義としての活動は休止されてしまいました。

今は100sというバンドで活動しています。

中村一義の詞は独特です。
歌詞カードがないと、大抵わかりません。
善し悪しあると思いますが、それでも好きです。

自分が好きと思うものを、自信をもって『好きだ!』と言いたい。
やりたいことをやりたい、苦労して。

なんか、ためらう自分がいるのに気づいちゃって。
これがどう、って言うのでなく、なんか抑えつけてるなーって。
中村一義の話は、前振りです。

そんな感じで。


『犬と猫』100s、日本武道館ライブより

どう?
のんびりと僕は行く。痛みの雨ん中で。
“痛み”なんて、どう?あぁ…そう…。
皆、嫌う、荒野を行く。ブルースに殺されちゃうんだ。
流行りもねぇ、もう…。伝統、ノー。
んで、行こう!ほら、ボス落とせ!
そう…。皆、そう。同じようなもんかねぇ。
犬や猫のようにね。

2012年1月10日火曜日

知らないことだらけ

どんよりした気分なのですが、blogに残しておきたいと思いました。

私は学校の授業をあんまり真面目に勉強してこなかった人間です(笑)

音楽をやっていく上で、知りたいと思うことが増え始めて、
少しずつ触れているのですが、それが今は世界史です。

一冊何かの本を読んで納得するものではないし、
いろんな見解があると思いますが、まずは、入門書から読んでいます。

最後の試演会で、私はGian-Carlo Menottiの『The Telephone』を演奏するのですが、
その頃のことについて、ちょっと調べたりしていました。
Menottiが生まれて、作品を作っていた頃、
大恐慌と世界大戦の真っ只中でした。

併せて、日本史も少し見ていたのですが、
なんかもう…
The Telephoneが作曲される2年前に、
広島・長崎に原爆が投下されていたのですね。

その4年前には、日本が真珠湾を奇襲していますし…

うすっぺらいですが、胸が痛くなりました。
いろんなことが世界中であって、今があるのですよね。

全く興味の無かった世界史に、興味はわいてきたのですが、
読み進めながら、わくわくしたり、ブルーになったりしそうです。

ピカソのゲルニカ、知ったのは中村一義の曲が先だったのですが、
スペインの内戦の悲劇を描き、ファシズムへの憤りを表している、と知り、
ぐわーん、と、ずしーんと、感じました。


世界史、人類の出現、という単元から読んでいるのですが、
最古の猿人についていろいろある中、
1974年にエチオピアで発見された化石に『Lucy』という名前が付いているそうです。
化石を発見した時に、The Beatlesの『Lucy In The Sky With Diamonds』がキャンプで流れていたところから、その名前がつけられたそうです。

奇しくも、The Telephoneで演じる役はLucyなのです。

私がこの役をやりたかったのは、先に挙げた曲が好きだから、という、それだけの理由です。
Ritaをやった時も、『Lovely Rita』が好きだから、という同じ理由なのですが(笑)

いろいろちゃんとつながるんだなー、なんて思いつつ。

一区切り付いたら、暗譜しまーす。